宮島桟橋を下りて商店街を抜けると、すぐに大きな石の鳥居があります
その鳥居の前に立派なブロンズ製のこま犬一対が鎮座しています
向かって左は頭に角のある
口を閉じたこま犬が座り
右は角のない口を開けた 獅子が
座っています
獅子像はインドから中国にわたり
中国皇帝の守霊獣とされたようです
遣唐使が日本に伝え皇居に安置していたそうです
厳島神社本殿前平舞台横
本殿に向かい左
角があり口を閉じているので
雌こま犬
流石に本殿のこま犬は迫力があります
日本では寺院の山門に阿形、吽形の仁王像が
置かれ仏の守護神として祀られていました
神道の方たちが
獅子を阿形とし、こま犬を吽形とし
仏教の教えを取り入れました。
本殿に向かい右 口を開けた角のない獅子
百獣の王ライオンに見えます
インドはライオンがいますが中国はいません
獅子は中国人が創造したライオンです
日本人は一対を獅子とこま犬に分けました
こま犬は日本のオリジナルです
一角獣をモデルにしたそうです
時代が立ち角のあるこま犬が雌
(角があるのは女 結婚式角隠し)ないのが雄となりました
厳島神社入口までの参道沿
奉納年 明治40年
石工 尾道 大村喜兵衛
口を開けた角なしの雄獅子
角なしの口を閉じた雌こま犬
角はないが玉を抱く姿を創り出した。
厳島神社裏門
尻上がりのこま犬
尻を撫でると運が尻上がりに
上がる
本殿に向かって右
角のない口を開けた
雄 獅子 阿形 製作 明治38年
角のない口を閉じた 雌のこま犬
吽形
宮島で一番古い地の神様といわれる
大元神社
なぜか鳥居とこま犬の延長線上に
本殿がなく 右に位置しています
向かって左に座している 角のある口の閉じた こま犬
吽形の雌形 製作年代1795年寛政年間
小ぶりではあるけれども極めこまやかな肌と朱色味をおびた
色合いは人工か藻によるものであろうか。
向かって右に鎮座している角のない口を開けた
獅子である
更には 男性のシンボルマークのある
尊敬すべき獅子であります
このように別物の獅子とこま犬はこま犬と呼ばれて
雄と雌の一対となり夫婦にされました。
本来の獅子は 町の人々によって 獅子舞となって
忙しく活躍しています。
改めて日本国は創意工夫 柔軟な解釈の国と
思いませんか。
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