宮島口フェリー前広場に舞楽で有名な蘭陵王の勇姿があり、ガイドブックには大鳥居と
蘭陵王が必ず案内されています。
年6回の蘭陵王を含めた舞が5月18日と聞き友人のN氏を誘い厳島神社
国宝高舞台に足を運びました。
朝9時に白無垢の衣を身につけた15名の神官が太陽に祈りを捧げる姿は
神聖な行事をうかがわせるものでした。
9時50分 始まりです
【 振鉾 えんぶ】
舞台の最初に舞われ、天地の神と
祖先の霊に祈りを捧げ、舞台を清める
儀式的な要素をもっています
【厳島神社案内より)
【萬歳楽 まんざいらく】
唐の国 賢王の御代、鳳凰が飛来して
(賢王万歳)とさえずった
その姿を舞に振りつけたそうです
赤の衣装は神社から海に向かって左
左楽房から入退場します。
【延喜楽 えんぎらく】
醍醐天皇の延喜8年親王と公家に依る
国産舞楽です。年号の延喜からの命名は
青の衣装、朝鮮半島伝来と言われています
右楽房から入退場します。
【蘭陵王 らんりょうおう】
約1400年前の中国。北斉の国王、蘭陵王
はあまりにも美しい容姿であったので
戦時 自軍士気が揚がらないため
恐ろしい形相の面をつけ指揮を執り
周の大軍に勝利しました。
その武勲をたたえた舞です
最も有名な演目です。 左楽房から
入退場します。
【 納曾利 なそり】
双竜の舞とも呼ばれるこの舞は、雄雌の龍が
遊び戯れる様子を舞にしたといわれ、正式には
2人で舞うそうです。
蘭陵王の返礼の舞になっているそうです
【長慶子 ちょうげいし】締めくくりに演奏される曲で 舞はありません
終了時間は11:時頃でした。
舞楽は天子、皇帝の祝いの舞で民衆が劇団を作って
楽しんでいたそうです。
日本に渡って 左と右 赤と青 中国式と朝鮮式
に区分けし 陰陽思想を加え 高貴な形に仕上げた
ようです。
本場中国 朝鮮畔島では今ではみることが
できないそうです。